Cants Magics

わたしの指で わたしの心で 魔法の歌を 奏でたい ―― 素人ピアノ弾きの綴るピアノに関するあれこれ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- -- | スポンサー広告 |permalink
乗り越えた…のか?
そもそも、私はどうして「スケルツォ第3番」を弾きたいと思ったんだろう。

去年「水の反映」を発表会曲に選んだときは、明確な意思がありました。不思議だけど絶妙なバランスで並べられた最高に綺麗な和音・カデンツァのような華やかなアルペジオを自分の手で奏でたい。そしてそれが叶ったとき、この美しい曲をたくさんの人に聴いてほしいと思ったのです。特にお子様方は、ドビュッシーの曲なんてそう聴いたことないでしょうし。

それじゃあ、今年のスケ3は?
ラヴェルの「水の戯れ」や「ソナチネ」、リストの「ため息」などの候補を蹴ってまでも弾きたいと主張したスケ3。そこまで入れ込んでいたはずなのに、私は「早く弾けるようにならなきゃ。発表会に間に合わせなきゃ」と焦るばかりで、最後まで通して弾けるようになっても何の感慨もありませんでした。

自分を追い詰めながら練習するピアノは、ちっとも楽しくありませんでした。指が動かなくてイライラ、次の音が分からなくてイライラ。全然進まない。全然弾けるようにならない。どうしよう、間に合わないかもしれない。嫌だ、弾きたくない。

そんなとき、ふと思いました。

…どうして苦しみながらピアノを弾いてるの?

元々は楽しいからピアノを弾いてたんだよね?そして、もっと上手に弾けるようになりたいからレッスンを再開したんだよね?ピアノを弾くことが好きならば、つらいことがあってもそれを楽しめるはず。そう、忘れていました。ピアノは楽しく弾くものだ!

そんな風に考え直したら、
「そういえば私、あの憧れのスケ3を弾けるようになってるじゃん!」
と、初心に帰って純粋な喜びを感じられるようになりました。そして、滞り気味だった練習も少しずつ進み始めたのです。

このところいろいろあって、「げにこの世はせちがらい」みたいなことばかり考えていたのですが、ある日そんな心境でスケ3を弾いていたら、「激しい感情の吐露と、それを包み込むような救済」というイメージがふと頭に浮かびました。しかも、あるフレーズが見事にヒットしてしまい、弾きながら思わず泣きそうになってしまいました。この感触は、曲が自分の手の内に入ったということ。スケ3でもやっとこの境地に達することができました。こうなればこっちのものです。

主観的な手ごたえを感じたら、次はそれを客観的に判断する番です。久方ぶりに演奏を録音してチェックしました。録音の結果は、さっきの手ごたえは何だったんだと思えるほどのひどい出来…。先ほど弾きながら感動したフレーズ、ただぶっ叩いてるだけやん!(#゚Д゚) …でもでも、この繰り返しで曲はゆっくり熟成されていくのです。そうですそのはずです。誰かそうだと言ってください(号泣)

ただ収穫だったのは、今回十分に表情をつけた演奏が、前回ただ速く弾くことだけを考えた演奏と変わらない長さになったことです。しかも、前回の演奏はミスや弾き直しをカット済。少しは上達したと考えていいのかな。


以下は自分用の注意点メモです。細かいことしか書いていないので、興味がある方のみご覧ください。

<これから修正すべき点>

・冒頭が全然理想に近づかないー
・25~26小節:Cis-Aのフレーズ、後ろのAの方が大きくておかしい。
・33, 41小節:オクターブパッセージの最後が最後っぽくない。
・65~66小節:A-Gisがぶつっと切れているので、頑張ってつなげよう。
・68~74小節:左手オクターブ頑張れ
・159~163小節他:キラキラアルペジオの最後がもたついている。そのままの勢いで逝ってよし( ゚Д゚)
・243~250小節他:後半につれて高音メロディーが出なくなる。気をつけよう。
・320~335小節:フレーズを切ってるつもりでも切れて聞こえない。
・494小節~:sotto voce以降は絶対に外すな
・542小節~:最初の方の右手がボンボンしすぎ。もっと柔らかく。
・573~Last:Codaはとにかくゆっくり練習
・全体的に:いい加減和音覚えようよ

以上!

スポンサーサイト
2007/10/05 Fri | ピアノ雑談 | トラックバック(0) | コメント(4) |permalink
モンポウ布教中     home     この数日間に起こったこと
コメント

管理者にだけ表示
やりましたね♪
乗り越えたんじゃないですか?客観的に自分の演奏のことを指摘でき、初心に返って、もう一度・・・そうして曲のポイントが見えてきたあ!そういうことですよね♪おめでとうございます!晴れやかなお顔が目に浮かびます(いえ、お顔は存じ上げないですが←笑)

>「早く弾けるようにならなきゃ。発表会に間に合わせなきゃ」と焦るばかりで、最後まで通して弾けるようになっても何の感慨もありませんでした。

うわーーー!私も気をつけないといけません。ちょっと「苦しみながら」弾いている感があったんです。今日のこの日記を読ませていただき、私も目が覚めました!

ありがとうございます♪
2007/10/06 Sat| URL | かおる | edit
To: かおるさん
こちらこそありがとうございます!
曲への理解が深まったかどうかはまだ "?" なんですが、
少なくとも1つ目のスランプを越えて、練習が進んだかな…って感じです。
こんなレベルの低いスランプでどうするって気もしますがi-230

でも、「弾かなきゃ」と思うか「弾こう」と思うかでこれだけ差があるなんて、
今まで気づきませんでした。それが大きな発見でしたv-21
憧れるくらいの曲なんだから、難しくて当たり前。
練習しているとつい忘れてしまいますけど…。
かおるさんも大曲に挑戦されていて大変だと思いますが、
曲を弾ける喜びを忘れないで、存分に楽しんでくださいねe-343
2007/10/06 Sat| URL | straysheep | edit
そうそう
初心、ってとっても大事だと思うのですよ。
わたしがいつも心がけているのは、「その曲を初めてイイ!と思った時の感動を伝えるにはどうしたらいいか」ということだったりします。
なかなか、なんでイイ!と思ったのかってわからないもので、それを言語化できるほど明確に理解したときに、いい演奏ができるんじゃないかなって考えてるんですが。

ひとつ山をクリアすると、また新しい目標が出てくるもんだよね。
それはつまり、上記の「理解」の度合いが深まってくるからだと思ってるんですがどーでしょ?

なかなか、「初めてイイ!と思った時の感動」を伝えられる演奏は、できないものです...
2007/10/07 Sun| URL | shig | edit
To: shigさん
> 「その曲を初めてイイ!と思った時の感動を伝えるにはどうしたらいいか」
そのモチベーションはとてもよくわかります。
ただ私、感動の言語化はわりと得意なんですが、音で表現することができないのですorz

私の場合、まずは「最初に聴いた演奏」を目指して練習するのですが、
練習していくうちに自分なりの弾き方が加わっていって、
最終的に「最初に聴いた演奏」と全く異なっているようなi-229
それはそれで、全くの模倣でなくなってるからいいかなーと思ってます…。
2007/10/09 Tue| URL | straysheep | edit
この記事のトラックバックURL
トラックバック
    home    
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。